「つぶやき」カテゴリの記事一覧
■ 遠州地方のわらべうた
2012年5月14日
遠州地方に伝わるわらべうたをご存じですか?
私が小学生の頃、富永忠男先生という音楽の先生がいらして、音楽部に所属していた私は毎日放課後、先生のご指導のもと、遠州地方のわらべうたを歌ったり、器楽合奏したり・・とても楽しい思い出です。
富永先生は、遠州地方に伝わるわらべうたを後世に伝えるべく、採譜され、本にまとめられたのです。ところが、その多くは絶版になってしまいましたので、何とか次代の子どもたちに伝えたいと思い、数年前にご高齢で外出されることが少なくなった先生のご自宅にお邪魔して、楽譜をお借りし、コピーさせていただきました。そして、箏の合奏曲にアレンジして演奏させていただくことを快くご了解いただきました。
いつかこのわらべうたを子どもたちの演奏で舞台に乗せたいとずっと願っていましたが、今年遂に実現することになりました。三味線演奏家で編曲家の蓑田弘大氏にアレンジをお願いし、合奏曲が出来上がってきました。とても楽しい合奏曲です。浜松ジュニア・ユース邦楽合奏団が、9月29日の「和洋奏楽」コンサートで演奏するために、今月から練習を始めました。子どもたちには少し難しい曲ですが、弾いていて「楽しい~!」と言ってくれました。まだまだパート練習の段階ですが、合奏が本当に楽しみです。
9月の和洋奏楽コンサートでの初演をどうぞお楽しみに!アクトシティ中ホールに是非聴きにいらしてください! (理)
■ 八十八夜
2012年5月3日
今年も新茶の季節を迎えました。八十八夜に摘んだお茶をいただくと病気をしない!と言われています。
緑の柔らかいお茶の葉を見ると・・・気持ちが優しくなりますね。
私たち静岡県人にとって、やっぱりこの季節の楽しみは「新茶を味わうこと」でしょう。
香り、色、味・・・県内でも産地によって微妙に違い、またその年によっても異なりますが、新茶をいただくことで、新しいエネルギーが体の中に沁み込んでいく感じがして、元気になり、心が癒されます。
世の中が平和で、今年も新茶がいただけることに感謝!です。
さて、お湯をゆっくり冷まして・・・上手く入れられますでしょうか?
今年の新茶が楽しみです。 (理)
■ 雨の伊勢神宮
2012年4月30日
五十鈴川の集い…・二年に一回、伊勢神宮の能舞台で開催される宮城会の演奏会に行ってきました。あいにく雨・・・でも式年遷宮を来年に控えた伊勢神宮は、それはすごい混雑で、内宮にお参りするのも一苦労・・・・
すっかり綺麗になった能舞台は、新しい檜の香りが清々しく、ここで「春の海」「五十鈴川」「さくら変奏曲」そして「水の変態」が演奏され、多くの参拝客が足を止めて聴き入ってくださいました。
傘をさして繰り出したおかげ横丁やおはらい町も人人人・・・・・原宿も真っ青でしたが、お目当ての赤福と美味しいコーヒーにほっと一息つきました。
名古屋から電車で1時間と15分。昔のことを思うとずいぶんと近くなりました。みなさんも一度伊勢の地へいらしてください。そして、猿田彦神社の前の駐車場にある宮城道雄先生の記念碑を訪ねてみてはいかがでしょうか?
mi-chi
■ 新東名浜松SA~♪ミュージックスポット
2012年4月22日
先週14日に開通した新東名(三ケ日・御殿場間)は、利用者に好評のようで、東名・新東名合わせると交通量は1.5倍で渋滞も緩和されたようですね。今日のような雨の日でも路面に雨が溜まらず、スリップしないような仕上げになっているとか・・・東名の開通から40年近く経っているのですから、技術の進歩はただならぬものがあると期待します。走ってみたいですね。
さて、新東名にはもう一つ別の意味でお楽しみがあります。新しいタイプのサービスエリアです。その一つ、浜松サービスエリアには上り・下りそれぞれにミュージックスポットがあって、ミニコンサートが開催されています。NEXCO中日本、浜松市文化振興財団、地元の楽器メーカー(ヤマハ&ローランド)が共同で運営してこうというものだそうです。NEXCO中日本では、このミュージックスポットを地域の活性化のために活用したいと考えているようです。活気的ないいことですね。サービスエリアには一般道から入ることができます。ナビのある方は「浜北さくら台病院」を入力していただくと、すぐ近くまでいき、後は案内標識の通りに進めば上りにも下りにも行けます。ぷらっとパーク入口から入ると駐車場です。
昨日はJAZZコンサートが11時、13時、14時の3回行われました。(今日も!です)もちろん無料で、どなたでも気楽にお聴きいただけます。岡田智恵子のピアノ&渡邉良水の歌で・・・お客様も思わず足を止め、椅子に座って・・・聴き入っていらっしゃいました。ネオパーサの中は凄い人込みなのですが、ガラスのパーテーションで片面が仕切られているので、ミュージックスポットの中は十分に音楽を楽しめる空間になっていました。
♪そのうち箏の演奏も楽しんでいただければうれしいですね~
今はまだ開通直後で、駐車場に入るのに30分~1時間待ちですが、しばらくすれば、緩和されると思いますので、どうぞ一度いらしてみてください。回りの景色もきれいですよ。 (理)
■ 新潟ジュニア邦楽合奏団
2012年4月8日
3月末に「新潟ジュニア邦楽合奏団~スプリングコンサート」に行って来ました。
新潟市には唯一の公立ジュニア邦楽合奏団があるんです。前々から一度お邪魔したいと思っていましたので、今回思いがけないチャンスをいただき、何が何でも前日までに年度末にやらなければならないことを済ませ、年度始めの行事の準備も整えて、新潟へ・・・(実は上越新幹線「とき」初乗車でした)
コンサート当日朝からの合奏練習、舞台リハーサル・・・と全部見学させていただき、行政の担当や講師の先生方の貴重なお話もお聞きすることができ、とてもいい勉強になりました!というより、感動の連続でした。小学校3年生から高校3年までの団員が、箏・三味線・尺八の中から好きな楽器を専門として続け、合奏クラスは初級、中級、上級の3クラスに進級試験を経て分かれていました。上級クラスはかなりのレベルです。3年生の女の子がとても楽しそうに尺八を吹いていました。三味線を弾いている男の子は堂々としてカッコいいんです。十七絃も小学生がしっかり弾いていました。演奏だけではなく、楽器の調絃も運搬も舞台のセッティングも全部子どもたちが自らするんです。講師の先生は時々アドバイスされるだけで、ほとんど手出しはしません。音楽だけでなく、人を育てている事業なんです。育成する側の姿勢にブレがなく、行政の担当者と講師、そして保護者、卒団生が一丸となって育成していることがよくわかり、感動でした。練習環境も申し分なく、能の練習室(畳敷きの控室あり)での合奏練習、パート練習室、楽器庫、全て揃っています。新潟は文化レベルが高い!!
「浜松ジュニア・ユース邦楽合奏団」はまだ生まれて1年です。運営環境も厳しい状態ですが、何とか継続して、いつか新潟ジュニア邦楽合奏団と交流できる日が来るよう、それを夢見て、子どもたちと一緒に頑張りたいと思います。応援よろしくお願いいたします。(理)