■ 新潟ジュニア邦楽合奏団
2012年4月8日
3月末に「新潟ジュニア邦楽合奏団~スプリングコンサート」に行って来ました。
新潟市には唯一の公立ジュニア邦楽合奏団があるんです。前々から一度お邪魔したいと思っていましたので、今回思いがけないチャンスをいただき、何が何でも前日までに年度末にやらなければならないことを済ませ、年度始めの行事の準備も整えて、新潟へ・・・(実は上越新幹線「とき」初乗車でした)
コンサート当日朝からの合奏練習、舞台リハーサル・・・と全部見学させていただき、行政の担当や講師の先生方の貴重なお話もお聞きすることができ、とてもいい勉強になりました!というより、感動の連続でした。小学校3年生から高校3年までの団員が、箏・三味線・尺八の中から好きな楽器を専門として続け、合奏クラスは初級、中級、上級の3クラスに進級試験を経て分かれていました。上級クラスはかなりのレベルです。3年生の女の子がとても楽しそうに尺八を吹いていました。三味線を弾いている男の子は堂々としてカッコいいんです。十七絃も小学生がしっかり弾いていました。演奏だけではなく、楽器の調絃も運搬も舞台のセッティングも全部子どもたちが自らするんです。講師の先生は時々アドバイスされるだけで、ほとんど手出しはしません。音楽だけでなく、人を育てている事業なんです。育成する側の姿勢にブレがなく、行政の担当者と講師、そして保護者、卒団生が一丸となって育成していることがよくわかり、感動でした。練習環境も申し分なく、能の練習室(畳敷きの控室あり)での合奏練習、パート練習室、楽器庫、全て揃っています。新潟は文化レベルが高い!!
「浜松ジュニア・ユース邦楽合奏団」はまだ生まれて1年です。運営環境も厳しい状態ですが、何とか継続して、いつか新潟ジュニア邦楽合奏団と交流できる日が来るよう、それを夢見て、子どもたちと一緒に頑張りたいと思います。応援よろしくお願いいたします。(理)